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少年サッカーの撮影 その69 [少年サッカーの撮影]

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一脚に雲台が必要かどうかは、いろんな考え方があると思うが、ここで私見を書かせていただきたい。
結論から先に書かせていただくと、サッカー撮影においては、一脚に雲台はあまり必要ない、と思う。確かに、一脚を直にカメラやレンズの三脚座に付けていたのでは、上下角(俯角・仰角)の調整ができないので、このような上下角が大きく必要なシーンでは、雲台が必要だろうが、前回書いたようにサッカー撮影に関しては、そのような場面は思ったよりも少ない。この点で、俯角を長い時間強要されるバレーボールやバスケットボールを2階席から撮る状態とは違うし、スタジアムから見下ろすような撮影でも、それらの競技より左右にレンズを振る角度は大きく、これは大きな俯角が必要な時間が限られることを意味する。
大空を舞う航空機を撮る場合は、仰角を保持する時間が長く、鳥撮りなどでも同様のシチュエーションがあることだろう。こうした撮影者の頭上に位置する被写体を狙う場合、仰角を長く保持するために一脚に雲台は必要だと思われるが、大口径の大型レンズを使う場合、その重量故に雲台の剛性も必要になる。安易な自由雲台では、何のための一脚使用か分からなくなる。私は使ったことがないのでお勧めするのは控えるが、以下のような剛性感もあり、一方向にしか調整できない雲台が、それらの目的には適しているのではないか、と思う(当然、値段もそれなりに高価だが)。ただ私的には、そうした場合には、実は機動性を重視した一脚ではなく、本来は三脚を使うべきなのでは、と思ってしまうのだが。
http://item.rakuten.co.jp/studio-jin/mpa2/
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三脚座の無いレンズを使用する場合、ボディに一脚を付けることになるが、直付けだと撮影中の縦横の切り替えが事実上できない。カメラを一脚に対して90度傾けるためには、間に雲台が必要だ。この場合の雲台とは、3ウェイ雲台などの固定ハンドルの付いた雲台は大きく使いづらいので、主に自由雲台となるだろう。この場合、雲台とカメラ底部との圧着力が問題となる。実際にやってみると分かるのだが、上の写真のように、一脚の軸上とカメラ+レンズの重心位置がズレるため、上から少し押さえ気味にして左右に振りながら撮影し続けると、雲台とカメラ底部とを繋ぐネジが緩んでしまうことが多々ある。上の写真向かって右は、SLIK LIGHTY POD 200付属のSBH-100 という雲台だが、このような使い方では、軽量なKiss DXでもまったく物足りない。カメラ底部にしっかり取り付けたつもりでも、使っているうちに一脚に対して直角に付けたカメラ+レンズが下を向く。
三脚座に一脚を付ける場合は、三脚座の締め付けボルトを緩めて回転させることで、カメラの縦横を自由に瞬時に変更できるので、そういった問題は発生しないし、それならば雲台の必要性も無い。代わりに、一脚とカメラorレンズの間に雲台を挟むということは、可動部分を増やすことにもなり、調整できるというメリットを生む代わりに、剛性を欠くというデメリットを生ずる。仰角・俯角に調整しないのであれば、デメリットの方が勝るのはお分かりいただけるであろう。ましてや、動体撮影だからといって、自由雲台をフリーの状態で使うのなら、グラグラしてカメラ+レンズの自重も支えてくれないようなら、本末転倒になりかねない。

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サッカー撮影に限って言えば、三脚座のあるレンズを使うなら、三脚座に一脚を直付け。そうでなくボディに一脚を付ける場合、縦横の切り替え比率を考えて、自由雲台を挟むメリットを考える、といった結論になるだろうか。後者の場合、自由雲台の選択も重要となる。なお一説には、カメラボディに一脚や三脚を取り付けた方が、三脚座に取り付けるよりブレが少ないという報告があるようだが、ことサッカー撮影のような動体撮影の場合は、ある程度以上のシャッター速度を使用すること、ある程度長時間カメラを構えて振る際の重量バランスが重要なこと、何より集中力の維持が大切なこと、等を考慮して、三脚座があればそちらに一脚を付ける方がメリットが大きいと思うし、お勧めしたい。

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3枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm 絞り優先AE シャッター速度 1/800 絞り F5.0 評価測光
露出補正 +1/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW
4枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS
焦点距離 300mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/640 絞り F3.5 評価測光
露出補正 +1/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW
5枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F5.0 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW
6枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS
焦点距離 300mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/800 絞り F5.6 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW

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